明珍智英子の“今月のレシピ” 2022

明珍智英子の“今月のレシピ” 2022


2022年 1月

「明珍家のおせち 里芋の煮物」

あけましておめでとうございます。今年も平和と健康を願い、楽しみながらおせち作りしました。頂き物の里芋を期間限定の淡口醤油で煮含めました。ほっこりした幸せのお味です。今年が幸せいっぱいの一年になりますように。


材料

里芋(大きめのもの) 5個 / 米のとぎ汁
だし 400~500ml / 砂糖 大さじ1 / みりん 大さじ2 / 酒 大さじ1 / 淡口しょうゆ ヒガシマル龍野の刻 大さじ2~3

作り方

① 里芋は厚めに皮をむいて米のとぎ汁と鍋に入れて火にかける。柔らかくなればざるにあげてぬめりを取るように洗う。
②鍋に里芋と里芋がかぶるぐらいのだしを入れて火にかける。砂糖、みりん、酒を加えて落し蓋をして中火で煮る。甘みがしみ込めば淡口しょうゆを大さじ2加えさらに煮る。味を見て薄ければしょゆを足す。さめれば味が濃くなるのでうすめに仕上げる。
③里芋にうっすら色がつけば火を止めてそのまま冷まして味を含める。



2022年 2月

「いちごのグラッサージュショコラ」

今月は少し華やかなチョコレートケーキを作りました。バター入りのスポンジケーキにベリージャムをはさみチョコレートコーティングして苺を飾りました。飴細工を飾るとキラキラして華やかさが増します。


材料

チョコレートスポンジ:卵 1個 / 牛乳 大さじ1/2 / さとう 35g
A 小麦粉 25g / ココア 5g / バター 5g / ベリージャム 大さじ2 / リキュール 小さじ1
グラッサージュ:生クリーム 50cc / コーティングチョコ 40g / リキュール 大さじ1/2
仕上げ:いちご / ハートチョコレート / ドライベリー

作り方

チョコレートスポンジ:
①卵は常温に戻しておく。さとうはふるっておく。?を合わせてふるっておく。バターは湯煎で溶かしておく。
②卵を割りほぐし牛乳を加え泡立てさとうを少しずつ加えさらに泡立てる。白っぽくなればAを加えゴムベラでさっくりと混ぜる。
③仕上げに溶かしバターを加え混ぜ型に流し込み180℃のオーブンで約20分焼く。焼き上がればケーキクーラーに取り冷ます。
④冷めれば横2等分に切りベリージャムをはさむ。 グラッサージュ:
①小鍋に生クリームを入れ火にかけ沸騰直前に火を止める。チョコレートを加え溶かす。ゆっくり混ぜつやが出ればリキュールを加える。
仕上げ:
①ケーキ全体にチョコレートを一気にかける。乾き始めたら上にいちごなどを飾る。



2022年 3月

「レモンケーキ」

生地にレモンの皮のすりおろし、熱いうちにレモンシロップをしみ込ませて、シロップ煮の輪切りレモンを飾ったさわやかなレモンの香りのケーキです。工程は多いですが難しい作業はないのでぜひ挑戦してみて下さい。


材料

レモンのシロップ煮 : レモン 1/2個 / 水 50cc / さとう 25g
ケーキ生地 : 小麦粉 100g / ベーキングパウダー 小さじ1/2 / 溶かしバター 40g / レモンの皮 1/4個分 / さとう 120g / 卵 1.5個 / 生クリーム 50cc / ラム酒 小さじ2
レモンシロップ : 水 50cc / さとう 40g / レモン汁 1/2個分

作り方

レモンのシロップ煮 :
①レモンを2mm厚さの輪切りにする。鍋に水、さとうを入れ煮立て、レモンを加え弱火で7~8分煮て冷ましておく。
ケーキ生地 :
①小麦粉、ベーキングパウダーを合わせてふるい、バターを湯煎で溶かしておく。
②別のボールにレモンの皮のすりおろしとさとうを加えて混ぜる。
③溶き卵を少しずつ加えよく混ぜて生クリーム、ラム酒を加える。
④ゴムベラに持ちかえて①の粉を加えさっくりと混ぜ、バターを加えすくうように混ぜる。
⑤型に流し170℃のオーブンで12~13分焼いて熱いうちにシロップをしみこませいちょう切りのレモンのシロップ煮を飾る。
レモンシロップ :
①小鍋に水、さとうを入れ火と煮立ちさせレモン汁を加え冷ましておく。



2022年 4月

「いちごのシャルロット」

桜の満開をイメージして苺ムースのケーキ焼きました。スポンジシートを焼いて棒状にカットして自家製苺ジャムを挟み側面に敷き詰めて苺ムースを流し込みます。仕上げにも苺を飾って完成。いちごたっぷりで春を感じて下さい。


材料

ジェノワーズ : たまご 2個 / 牛乳 大さじ1 / さとう 60g /小麦粉 60g
苺ムース : いちご 100g / 粉ゼラチン 小さじ2 / 水 大さじ2 / 生クリーム 100cc / さとう 45g / リキュール 小さじ1
仕上げ : シロップ : さとう 大さじ1 / 水 大さじ2 / リキュール 小さじ1 / 苺ジャム 大さじ1 / リキュール 小さじ1 / 苺 3~4粒 / ミントの葉 1枚

作り方

ジェノワーズ
①ボールに卵を割りほぐし牛乳、ふるったさとうを少しずつ加えながら泡立てる。
②白くもったりすればふるった小麦粉を加えゴムベラでさっくり混ぜ合わせる。
③クッキングシートを敷いたオーブン皿に流し込み、170℃のオーブンで約13分焼く。
苺ムース
①いちごは洗ってへたを取りフードプロセッサーにかけてピューレ状にする。
②粉ゼラチンは分量の水でふやかして湯煎で溶かして①の苺を少し入れ混ぜて全体に混ぜる。
③生クリームにさとうを入れて7分立てにして②のいちごを加え混ぜる。
仕上げ
①直径12cmのムースフィルムの底にジェノワーズを敷き詰める。
②残りのジェノワーズを5cm長さの棒状に切り3枚1組にしてジャムをはさみ重ねる。
③②を1cm幅に切り①の側面に敷き詰める。
④全体にシロップを塗り、とろみのついた苺ムースを流し込み冷やし固める。
⑤ムースが固まれば苺、ミントの葉を飾る。



2022年 5月

「タルタ・デ・サンチャゴ」

今月はスペインのアーモンドケーキを紹介致します。スペインの聖地サンチャゴ・デ・コンポステーラを目指す巡礼者を癒したアーモンドの香り豊かな素朴なケーキです。いつの日か自由に海外に行ける日を夢見ながら楽しんでください。


材料

バター 40g / グラニュー糖 60g / たまご 2個 / アーモンドプードル 120g / ラム酒 大さじ1 / 粉砂糖 適量

作り方

ジェノワーズ
①バター、たまごは常温に戻す。アーモンドプードルはふるっておく。
②ボールにバターを入れてクリーム状に練る。グラニュー糖を加えて練り混ぜる。
③たまごを溶きほぐし少しずつ加えてそのつどよく混ぜてなめらかにする。
④アーモンドプードルを加えてさっくりと混ぜ合わせる。
⑤仕上げにラム酒を加えてケーキ型に流し込み170℃のオーブンで約30分焼く。
⑥焼き上がれば冷ましてサンチャゴ十字架の型紙を置いて粉砂糖を茶こしでふる。



2022年 6月

「あじさいレアチーズケーキ」

今月はチーズケーキを紫陽花に見立てました。冷たいレアチーズケーキを固めて、紅芋パウダーで色づけたほんのり甘いクリームを絞り、あじさいのお花にしました。食卓を華やかにしてジメジメ梅雨の時期を乗り切りましょう


材料

ビスケット生地:グラハムクラッカー 50g / 溶かしバター 20g
レアチーズムース:ゼラチン 小さじ1 / 水 大さじ1 / クリームチーズ 100g / さとう 30g / ヨーグルト 100g / 生クリーム 50cc
仕上げ:生クリーム50cc / さとう 小さじ2 / 紅いもパウダー 小さじ1 / ミントの葉 2枚

作り方

ジェノワーズ
ビスケット生地:①グラハムクラッカーを割りビニール袋に入れて麺棒でたたいて砕く。又はフードプロセッサーにかける。粉末状になればバターを加えてケーキ型の底に敷く。ラップをあててマッシャーで押さえて固める。
レアチーズムース:①ゼラチンを分量の水でふやかす湯煎で溶かしておく。
②クリームチーズを練りさとうを加える。ヨーグルトを少しずつ加え混ぜる。
③生クリームを泡立てて②に少しずつ加え混ぜる。ゼラチンを加えて混ぜる。
④ビスケット生地を敷いたケーキ型に流し込み冷やし固める。
仕上げ:①生クリームにさとうと紅いもパウダーを加えて泡立てる。
②チーズケーキの上に星形の口金を付けた絞り出し袋で真上にひとつずつ絞り出し紫陽花の花を作る。ミントの葉を紫陽花の葉に見立てて飾る。



2022年 7月

「すいかシロップの豆花」

厳しい暑さが早々とやってきました。見た目も涼しく冷たいデザートを作りました。あまり火も使わずに出来るので火照った体のクールダウンにどうぞ。


材料

ゼラチン 小さじ2 / 水 大さじ2
(A)豆乳 200cc / さとう 30g
(B)さとう 大さじ2 / 水 60cc / すいか 適量

作り方

①ゼラチンを分量の水でふやかす。
②小鍋に(A)を合わせ、火にかけ①のゼラチンを加え、煮溶かす。粗熱を取り型に流し冷蔵庫で冷やし固める。
③小鍋に(B)を合わせて火にかけ、さとうを溶かす冷たく冷やしてすいかの角切りを加える。



2022年 8月

「ヨーグルトのティラミス」

今月はチーズを使わないさっぱりとしたティラミスを紹介致します。水切りヨーグルトでさわやかな夏向きのお味に仕上がっております。フィンガービスケットを市販の物にすれば火も使わないので涼しく調理出来ます。


材料

フィンガービスケット : たまご 1個 / さとう 25g / 小麦粉 25g / 粉砂糖 適量
ヨーグルトクリーム : プレーンヨーグルト 400g / さとう 35g / 生クリーム 100cc
仕上げ : インスタントコーヒー 大さじ1 / (A)湯 80cc / さとう 大さじ2 / リキュール 大さじ1 / ココア 適量

作り方

フィンガービスケット
①たまごは常温に戻して卵黄と卵白に分ける。さとう、小麦粉はそれぞれふるっておく。
②卵白を固く泡立ててさとうを少しずつ加える。卵黄を加えて更に泡立てる。
③ゴムベラに持ち替えて小麦粉を加えてさっくりと混ぜる。
④絞り出し袋に入れてクッキングシートを敷いたオーブン皿に棒状に絞り出す。粉砂糖を茶こしに入れて表面にふる。
⑤170℃のオーブンで約15分焼く。 
ヨーグルトクリーム
①ザルにキッチンペーパーを敷きヨーグルトを入れて半量になるまで水切りしておく。
②生クリームにさとうを加えて泡立て、水切りヨーグルトを少しずつ加え混ぜる。
仕上げ
①フィンガービスケットを深い器に並べて(A)のシロップをかけてしみ込ませる。
②グラスにフィンガービスケットヨーグルトクリームを交互に重ねる。仕上げにヨーグルトクリームをのせて茶こしに入れたココアをかける。



2022年 9月

「アーモンド香るサクサクガレット」

ようやく朝夕少し涼しくなってきましたね。今月はオーブンを使ってアーモンドたっぷりの大きなクッキーを焼きます。模様を付けて艶出しを塗れば見栄えするのでプレゼントにも最適です。


材料

小麦粉 50g / (A):アーモンドプードル 50g / さとう 30g / バター 50g / 卵黄 1個 / ラム酒 大さじ1
仕上げ(B):卵黄 1個 / 水 大さじ1~2

作り方

①(A)を合わせてふるっておく。バターは角切りにして冷やしておく。
②①をフードプロセッサーにかける。卵黄、ラム酒を加えて混ぜる。
③まな板に取りまとめる。めん棒で伸ばして切り分ける。切り込みを入れて模様を付ける。はけで(B)を塗り、180℃のオーブンで約10分焼く。



2022年 10月

「お芋さん」

秋の味覚が美味しくなってきました。さつまいものマッシュを小麦粉の生地で包んで和風スイートポテトを焼きました。可愛いミニさつまいもがたくさんできます。是非お試しください。


材料

さつまいもあん:さつまいも(正味) 250g / 牛乳 50cc / (A)さとう 大さじ5 / バター 30g
芋皮:小麦粉 100g / ベーキングパウダー 小さじ1 / たまご 1個 / 牛乳 大さじ3 / さとう 大さじ2
仕上げ用:たまご 大さじ1 / 黒ゴマ / シナモンパウダー

作り方

①さつまいも皮をむいて輪切りにして水にさらし、ひたひたの水で茹でる。やわらかくなれば熱いうちにつぶす。鍋に入れて(A)を加え混ぜる。火にかけて練る。鍋底からポロリとはがれるようになれば火からおろして冷ます。5等分の楕円形にまとめる。
②ボウルに小麦粉とベーキングパウダーを合わせてふるう。
③別のボウルに卵を割りほぐしてさとう、牛乳を加えて混ぜる。
④②のボウルに③を少しずつ加えて混ぜる。生地がまとまれば5等分にして①のあんを包みさつまいも型に成型する。
⑤全体にシナモンパウダーをまぶして斜めに切り、切り口に卵を塗り、黒ゴマをふる。180℃のオーブンで約15分焼く。



2022年 11月

「生地から手作りアップルパイ」

りんごが美味しい季節になったのでパイ生地から手作りアップルパイを焼きました。パイ生地を寝かせる時間がかかりますが市販のパイシートにはない格別の味わいが楽しめます。ぜひ挑戦してみて下さい。


材料

フィーリング:りんご 2個 / さとう 70g / シナモン 少々 / ラム酒 小さじ1
仕上げ:パイ生地 100g / パン粉 大さじ3 / 溶き卵 大さじ2 / 打ち粉(強力粉)適量
パイ生地:薄力粉 70g / バター(1cm角) 70g / 冷水 50cc / 塩 少々

作り方

フィーリング:
①りんごは皮をむいて芯を取り、いちょう切りにする。
②鍋に①を入れさとうを加え混ぜる。
③さとうが溶ければ火に半透明になるまで煮る。
④透き通れば火からおろし、冷ます。シナモン、ラム酒を加える。
仕上げ:
①パイ皿にパイ生地を伸ばして敷き込み軽く切り込みを入れる。
②かぶせ用のパイ生地も伸ばしておく。
③①にパン粉を敷き、リンゴを詰める。溶き卵を塗って②をかぶせる。空気を抜いて切り込みを入れて、とき卵を塗る。
④200℃のオーブンで約10分焼く。180℃で約20分焼く。
パイ生地:
①粉をふるって、バターを切り込むようにして①に加える。中央をくぼませて塩を加えた冷水を入れ、スケッパーで切るように混ぜる。
②バターの粒を残したまま、粉となじませ生地をまとめ、ビーニール袋に入れ冷蔵庫で1~2時間休ませる。
③打ち粉をふりながら④の生地を伸ばし、手前から三つ折りにして伸ばし、2回繰り返し休ませる。さらに2回繰り返し層を作り休ませる。



2022年 12月

「シュトーレン風パウンドケーキ」

 今月は日持ちのするフルーツたっぷりのクリスマスケーキを紹介致します。ドイツのシュトーレンはイーストを使った生地ですがもっと手軽にバターケーキ生地にフルーツを入れてシュトーレン風に仕上げました。早めに準備できるのでお楽しみください。


材料

バター 50g / さとう 40g / はちみつ 大さじ2 / たまご 1個 / 小麦粉 50g / ベーキングパウダー 小さじ1/2 / ミンスミート70g / ミックスナッツ(無塩) 大さじ1 / 溶かしバター 小さじ1 / 粉砂糖 適量

作り方

①バター、たまごを常温に戻し、砂糖をふるう。小麦粉とベーキングパウダーを合わせてふるう。たまごを割りほぐしておく。ミックスナッツを刻んでおく。
②バターを練りさとう、はちみつを加え混ぜる。たまごを少しずつ加え混ぜなめらかになればミンスミート、ミックスナッツを加え混ぜる。仕上げに小麦粉を加えさっくりと混ぜる。
③ケーキ型に流し160℃~180℃のオーブンで約30分焼く。焼き上がれば溶かしバターを塗って粉砂糖を茶こしでふる。


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