講師 明珍智英子の“今月のレシピ”

明珍智英子の“今月のレシピ” 2017


2017年 1月

明珍家のおせち 「ぶりの照り焼き」

今年も家族の健康を願ってのおせちづくり。いつもの工程より丁寧に作ります。ぶりの照り焼きはタレを漬けて焼くだけではなく下処理からひと手間かけました。出来れば新鮮な天然ものをお選びください。美味しく楽しく健康で平和な1年になりますように。


材料

ぶり(切り身)8切れ / 酒 適量
タレ:酒 / 50cc / みりん 50cc / しょうゆ 大さじ2 / 淡口しょうゆ 大さじ3 / さとう 大さじ2


作り方

①ぶりの切り身は、全体に薄く塩をあてて、しばらくおいて塩を洗い水分をふき取り軽く乾かす。 ②タレを作る。小鍋に分量の酒、みりんを入れ煮切る。残りの材料を加えて軽く煮立てる。 ③オーブン皿にクッキングシートを敷き①を並べて200℃のオーブンで7~8分焼く。8分通り火が通ればタレを数回に分けて付けながら焦げないように焼き上げる。火が通れば広げて冷まし、お重に詰める。



2017年 2月

焼きショコラ

今月はバレンタインにぴったりのチョコレート菓子を紹介いたします。一度焼いてるので溶けないチョコレートです。口どけなめらかで濃厚です。濃いめのコーヒー、ウイスキーなどと合わせて下さい。


材料

バター 40g / クーベルチュールチョコ 40g / 小麦粉 10g / ココア 5g / 卵 1個 / グラニュー糖 30g / ラム酒 小さじ1
飾り用:ココア 適量 / アラザン 少々


作り方

①バターとチョコレートを合わせ湯煎にかけて溶かしておく。 ②小麦粉とココアは合わせてふるっておく。 ③卵を湯煎にかけながら泡立てグラニュー糖を少しずつ加え白っぽくもったりするまで泡立てる。 ④ラム酒と①を加え混ぜ、ゴムベラに持ちかえて②を加え混ぜ、敷き紙を敷いた型に流し込み170℃のオーブンで約10分湯煎焼きにする。 ⑤焼き上がれば冷まして切り分ける。ココア、アラザンで飾る。



2017年 3月

苺のクレープ包み

寒さの中にも少しずつ春の香りがしてきましたね。今月は春らしいデザートを作りました。クレープがうまく焼ければカスタードクリームと苺を詰めて巻きましょう。


材料

クレープ生地:小麦粉 50g / さとう 大さじ1 / 卵 1個 / 牛乳 150cc / 溶かしバター 25g
カスタードクリーム:牛乳 300cc / 卵黄 2個 / さとう 70g / 小麦粉 25g
仕上げ:苺 5粒 / 粉砂糖 適量


作り方

クレープ生地:①小麦粉と砂糖を合わせて混ぜる。 ②別のボウルに卵を割りほぐし、牛乳を加え混ぜる。 ③①のボウルに②を加え混ぜてこしておく。 ④仕上げに溶かしバターを加える。
カスタードクリーム:①小鍋に牛乳を入れて温める。 ②ボウルに卵黄を入れほぐし、さとうを加え加え混ぜる。次に小麦粉を加え混ぜる。牛乳を少しずつ加え混ぜ、鍋にこして戻す。 ③混ぜながら火にかけクリーム状になり、底から泡が出れば、火を止めバットに広げラップをあてて、氷水につけて冷やす。
仕上げ:①クレープを焼く。フライパンを熱し油を入れて、全体にならす。温度調節をして、クレープ生地を流し入れ広げ片面が焼ければ裏返す。約5枚焼いて冷ます。 ②クレープにカスタードクリームと苺を巻く。仕上げに粉砂糖をかける。



2017年 4月

桜おはぎ

今年のお花は少し遅いようですね。今の間にお花見の準備をしておきましょう。桜色のお餅に餡を包みこみ桜の葉で巻きます。ほんのり桜の香りと色を楽しみながらお花見に。待ち遠しいですね。


材料

もち米1/2合 / 水 90cc
A:さとう 大さじ1 / 食紅 少々 / 塩 ひとつまみ / 餡 100g / 桜の葉の塩漬け 4枚


作り方

①もち米はよく洗って、ザルに上げ水切りして炊飯器にAと共に入れ炊飯する。ボールに入れて塩を加えすりこぎで半つぶしにする。
②あんこは4等分にして丸める。
③桜の葉は水につけて、塩抜きをしてキッチンペーパーで水気をふく。
④もち米を広げ餡を包み桜の葉を巻く。



2017年 5月

そら豆と筍の春巻き

今回は春巻きに旬の素材を包みました。サクサクの皮から春の香りが楽しめます。食材を変えて季節ごとにお楽しみください。


材料

豚スライス 50g / 茹でたけのこ 50g / ビーフン 50g / そら豆 6本 / 塩・こしょう 少々 / かたくり粉 小さじ2 / 春巻きの皮 4枚 / 小麦粉 大さじ1.5 / 水 大さじ1


作り方

①豚肉はせん切りにして、酒、塩こしょうで下味を付ける。たけのこはせん切り、ビーフンは茹でて半分に切っておく。
②そら豆はさやから豆を取り出し塩茹でする。
③炒め鍋を熱し油を入れ豚肉を炒める。次に残りの材料を加え炒め塩、こしょうをして仕上げに片栗粉を加える。
④春巻きの皮を広げて手前に③をのせて巻き両端を折り込み、空気が入らないように巻き、小麦粉ののりでぴったりと貼り付ける。
⑤180℃の揚げ油で全体がきつね色になるまで揚げる。



2017年 6月

新茶サブレ

今月は爽やかな季節にぴったりの新茶をサブレにしました。コーヒー紅茶はもちろん合いますが新茶がぴったりです。色と香りを楽しんで自然の恵みに感謝しながら頂きます。


材料

バター 100g / さとう 65g / 小麦粉 140g / 粉茶(新茶) 小さじ2 / 溶き卵 大さじ2


作り方

下準備:①バターを常温に戻す。
②さとうはふるっておく。
③小麦粉と粉茶を合わせてふるっておく。
④卵は割ってほぐしておく。
生地:①ボールにバターを入れクリーム状になるまで練る。
②次にさとうを加えすり混ぜる。
③溶き卵を少しずつ加えしっかり混ぜてバターになじませる。
④小麦粉と新茶を加えて、ゴムベラでさっくりと混ぜる。
⑤ひとまとまりになればラップに包み冷蔵庫で生地をねかす。
仕上げ:①生地が固くなれば形を整え同じ厚さに切る。
②オーブンシートを敷いたオーブン皿に並べる。
③170℃のオーブンで焼き上げる。
④焼きあがれば網に取り冷ます。



2017年 7月

柚子茶寒天ソーダー

今月は韓国の柚子茶を使ってひんやりした夏向きのデザートを作りました。のど越しの良い柚子風味の寒天をレモンソーダーの中に浮かしてレモンスライスとミントの葉でさわやかに仕上げます。


材料

粉寒天 4g / 水 500g / さとう 40g / 柚子茶 100cc / レモンソーダー 500cc / レモンスライス 4枚 / ミントの葉 4枚


作り方

①鍋に粉寒天と水を入れよく混ぜる。火にかけて混ぜながら沸騰させる。火を弱めて約1分煮詰める。
②さとうを加えて煮溶かす。柚子茶を加え混ぜる。
③粗熱を取り型に流し込み冷やし固める。
④固まれば切り分け、器に盛りソーダーを流し入れレモン、ミントを飾る。



2017年 8月

キーマカレーピラフ パイナップルケースに詰めて

暑いですね。こんな時は南国のお料理で暑さごと楽しみましょう。パイナップルをくりぬいてデザートに、ケースも無駄なく食器に使います。カレースパイスを効かせたピラフを詰めて完成です。


材料

たまねぎ 1個 / にんじん 1/2本 / 合いびきミンチ 100g / カレー粉 大さじ2 / ごはん 600g / 塩、こしょう、ウスターソース 大さじ1 / パイナップルの器


作り方

①たまねぎ、にんじんは5mm角に切る。
②鍋をあたためサラダ油を入れ、たまねぎを炒め、しんなりすればにんじんを入れる。
③②にカレー粉をふり入れ3~4分炒めミンチを加え炒める。
④ご飯を加え切るように炒め、塩、こしょう、ウスターソースで味をつける。
⑤パイナップルの器に盛り付ける。



2017年 9月

バターロール

まだまだ日中は残暑が厳しいですね。この気温を利用してパンを焼きました。室温で発酵ができるので作りやすいです。少し力は必要ですが焼きたての香りと味は自家製ならではの楽しみですね。


材料

強力粉 300g / さとう 30g / 塩 小さじ1(5g)/ドライイースト 大さじ1 / スキムミルク 大さじ2 / 水(40℃)150cc / 溶き卵 25g(1/2個)/ バター 50g / 溶き卵(ドリュール用)1/2個


作り方

①ボールに粉類を入れ混ぜ、水と溶き卵を合わせたものを加える。手早く混ぜ全体がまとまれば力強く練る。まとまれば打ち粉(分量外)を振った台に取り出し生地の端を持ちたたきつけて折り込む。(150回~200回) バターを加えてよく練る。生地が滑らかになれば丸めてボールに入れて生地の当たらないようにラップをかけて30℃で約40分、約2倍の大きさになるまで発酵させる。(一次発酵)
②生地に指をさして戻ってこなければ持ち上げてガス抜きをして12等分に切り分けて丸めて、ふきんをかけて約15分置く。円錐形にしてふきんをかけて約15分置く。めん棒で伸ばして生地の端を引っ張りながらしっかり巻く。オーブン皿に巻き終わりを下にして並べる。30℃で約40分、2倍の大きさになるまで発酵させる。(二次発酵)
③つや出しに溶き卵を塗り、180℃のオーブンで約15分焼く。



2017年 10月

さつまいものクラフティー

秋の素材でデザートを作りました。さつまいもは鳴門金時を使ってほっこりと。温かくても冷たくしても美味しいです。シナモンをかけて香りを付けました。秋のティータイムをお楽しみください。


材料

鳴門金時 1/3本 / バター 10g / さとう 大さじ1 / 卵 (小)1個 / 牛乳 150cc / さとう 大さじ2 / 小麦粉 大さじ1 / ラム酒 大さじ1 / シナモン 適量


作り方

①鳴門金時は電子レンジにかけて、皮をむいて角切りにして、バターとさとうで炒める。
②卵を割りほぐし牛乳を加える。
③さとうと小麦粉を混ぜ合わせ②を加え混ぜる。こし網で漉してラム酒を加える。
④耐熱容器に①を入れ③を流し入れ、180℃のオーブンで約10分焼く。好みでシナモンをふる。



2017年 11月

秋色蒸しおこわ

秋の味覚を詰め込んで蒸しおこわにしました。もち米を漬けておくだけの下準備で簡単に出来ます。食卓で紅葉をお楽しみください。


材料

もち米 2cup / 豚ミンチ 80g / しいたけ 2枚 / にんじん 50g / 中国クワイ 2個 / 干しえび 大さじ1 / 水 230cc / スープの素 小さじ1
(A)しょうゆ 大さじ2 / 酒 大さじ1 / さとう 小さじ2 / 塩 小さじ1/3 / 丹波黒枝豆 50g
(B)甘栗 8粒 / もみじ人参 8枚 / クコの実 小さじ1


作り方

①もち米は洗って2~3時間水に漬けてザルにあげておく。
②豚ミンチはせん切りにして酒、塩で下味をつける。野菜類は5mmの角切りにする。
③干しえびをみじんにして(A)を合わせて、鍋に入れて煮立てる。②の具を入れてさらに煮立てもち米を加えて水分がなくなるまで炒める。
④クッキングシートを敷いた蒸し器に移して強火の蒸気で米が柔らかくなるまで蒸す。
⑤蒸しあがれば上に(B)を散らす。



2017年 12月

ショコラ・ノエル

メリークリスマス!
今年はココア風味のスポンジにガナシュクリームを合わせてチョコレートの風味たっぷりのクリスマスケーキにしました。木株の模様を付けてサンタともみの木を飾れば完成です。


材料

スポンジケーキ
卵 2個 / さとう 80g / 牛乳 大さじ1 / 小麦粉 60g / ココア 小さじ2
ガナッシュクリーム
生クリーム 100cc / クーベルチュールチョコ 100g
ホイップクリーム
生クリーム 200cc / さとう 大さじ2 / ラム酒 大さじ2
シロップ
さとう 大さじ2 / 水 60cc


作り方

①常温に戻した卵を割りほぐして、牛乳を入れて泡立てる。ふるったさとうを少しずつ加え混ぜ、さらに泡立てる。白っぽくなれば、ゴムベラに持ち替えてココアと合わせてふるった小麦粉を入れさっくりと切り混ぜる。ケーキ型に流し込み180℃のオーブンで約25分焼く。
②小鍋に生クリームを入れ軽く沸騰させる。チョコレートに加えて混ぜながら溶かしクリーム状にして、冷ましておく。
③生クリームにさとう、ラム酒を入れて泡立てる。
④ケーキを横2等分に切り、シロップを塗り③のクリームをはさみ重ねる。全体に残りのクリームを塗り、フォークで模様を付けて、デコレーショングッズを飾る。


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